会員研修会報告 2021年10月 岩手県釜石市

JSPAでは、会員であるインストラクター/ガイドを対象に研修会を行っています。

今回は2021年10月に開催された岩手県釜石市の研修報告です。今回の研修会では2つのテーマの元に開催されました。

1、水上でのレスキューが難しいカヤックや、実際のレスキュー現場で起こりう るトラブルを想定したトレーニング。

シーカヤックは、水上でのレスキューが比較的容易ですが、バルクヘッドやハッチにトラブルがあると排水作 業はもちろん、場合によっては再乗艇ができなくなることがあります。バルクヘッドのないレクリエーショナル カヤックは、そもそも水上での排水作業ができないような構造の場合があります。今研修会では、普段中々トレ ーニングができない、高難易度のレスキューを経験することで、「現場」での想定力を高め、安全なツアーオペレ ーションに活かしていくことを目的としました。

2、シーカヤックを使用したツアーにおける安全管理について。

シーカヤックツアーの催行に当たっては、基本的なパドリングスキルはもちろん、現場の地形地理に基づく適 切なリスクの評価と対応、気象・海象を読む力、ゲストの体力・技術の掌握など、さまざまな技術・知識が必要 です。そして、リスク評価や現場での適切な判断の為には、様々な情報を「想定する力・想定力」がとても重要です。

このように、JSPAでは、全国で定期的に会員向けに研修会を開催し、インストラクター/ガイドとしてのスキルをブラッシュアップする機会も設けております