代表理事 山口浩也
わが国には四季折々の変化をみせる多くの美しい河川や湖があります。また複雑な海岸線とともに広大な海洋にも囲まれています。 近年喜ばしいことに、これら水のフィールドを舞台にパドルスポーツを楽しむ人々の姿が一般化してきました。 私たち日本セーフティパドリング協会は1988年(設立時、日本セーフティカヌーイング協会)から「安全なパドルスポーツの普及」を目的とし、日本のパドリングシーンとともに歩んでまいりました。 ご存知の通り、水域をフィールドとした活動には「楽しさ」と同時に「大きなリスク」も内在しています。 パドルスポーツを愛する全ての人に共通する認識・・・それはいったいなんでしょうか、「安全こそ全てに優先する」私たちはこの言葉を掲げたいと思います。 「安全で楽しいパドルスポーツ」を我が国に普及していく原動力として、私達は優秀なインストラクターやガイドの養成事業をすすめながら、業界の水準づくりを推進しています。 協会発足当時に比べ、我が国のパドルスポーツ業界を取り巻く社会的な状況も大きく変化してまいりました。 水域をフィールドとする教育的な成果を求める自然体験活動の高まりは、安全で楽しいパドルスポーツを提供できる「指導員」の養成を急務としています。 また、人々に自然の素晴らしさや環境の大切さを伝えるカヌー、カヤック、SUPのガイドは、社会的にも今後ますます必要とされる「職業」となることでしょう。 これら社会のニーズに対応するため、私達はさらなる研鑽を積み、変化してまいります。「指導員養成事業」の目標は、パドルスポーツの「技術取得のみ」に重きを置くのではなく、「人、物、環境、行為」それらすべてに対する「知識、意識、能力」の向上に重きを置き、 社会的にも認知される「総合力を有した指導員の養成」を目指しております。 そして一般の方々、関係諸団体に愛され支持いただける。名実ともにわが国を代表するカヌー、カヤックそしてスタンドアップパドル指導員団体となるよう努力邁進してまいります。 皆様方の日本セーフティパドリング協会へのご支援、ご協力をお願いし挨拶とさせていただきます。
2021年3月3日 現在
本橋洋一(三重県・サニーコーストカヤックス)
中村昭彦(長野県・一滴Paddle &MountainGuide)
堀川臣樹(東京都・パドルクエスト)
松永匡充(千葉県・kayak55.com)
野田綾子(三重県・Verde大台ツーリズム)
山内武巳(宮城県・石巻専修大学 教授)
遠藤秀男(静岡県・(株)エンチョー代表取締役)
吉原宜克(長野県・サンデープランニング)
石川義治(長野県・ウクディ)
西胤正弘(福岡県・(有)カヌースクール九州)
吉角立自(三重県)
青木勇(大阪府・リバーアドベンチャークラブ)
2021年3月3日 現在
担当理事:堀川臣樹(東京都・パドルクエスト)、野田綾子(三重県・Verde大台ツーリズム)
委員長:小作幸次(埼玉県・ウェーブグライド)
委員:斉藤智顕(鹿児島県・こしきツアーズ)、高田勝(群馬県・川原湯温泉キャンプ場)